名古屋市の西のお隣の西枇杷島には、歴史ある美濃路が通る。当時の美濃路は尾張〜美濃〜京を結ぶホットラインだっただけでなく、関ヶ原合戦で勝利をおさめた徳川家康が引き返してきた吉道でもある。又、ここ西枇杷島は尾張藩の青物市場があった「台所」的存在でもあったそうで、今でも当時の面影を残したような趣きある通りが健在である。毎年６月の第１土日に行われる「西枇杷島まつり」は尾張地区に夏を告げるお祭りとして賑わうのだ。

愛知に越してきて、最初のお祭りにファミリー全員大興奮だ！西枇杷島まつりには、立派な名古屋型の山車が５台繰り出す、２００年近くの歴史がある立派なお祭りだ。細くてすごい人だかりの美濃路を山車が練り歩き、見せ場ともいうべき「曲場」という山車を旋回させる場面は非常に盛り上がる。博多祇園山笠の血が騒ぎ、熱い山車の祭りをせひ見たい！と楽しみにしていたのに・・・こちらのお祭りはサービス精神全くなし・・・というべきか？ホント不満だらけだ。山笠にしろ、放生会、十日恵比寿にしろ、博多の祭りは全て詳細な日程表がネットでもペーパーでも公表されていたものだが、こちらではそんなものが全然ない。ネットの情報もまるでなし。見たくとも情報がない。結局夕方から繰り出すが、山車は残念動かず。

結局、現地で情報集めすると、夜の８時半に山車のからくり人形が動くとのことだが・・・おいおい、その時間ってキッズたちが楽しみにしている花火大会の時間じゃない？見れないじゃん。これって酷くない。花火大会の時間を避けるでしょ！普通。怒り続けても仕方ないので、キッズたちと夜店めぐりを楽しむことに。ドラえもんカステラに、クレープ、チョコバナナ、ジャンボフランクフルト、輪投げ等大エンジョイ！菜優真優は七色に光るおもちゃに、プリキュアのお面ゲットしてご機嫌！2台目の山車「紅塵車」も公開中。ちなみに１台目は「頼光車」。

名鉄電車の新川橋駅〜二ツ杁〜西枇杷島駅間の美濃路には、びーっしり夜店が列ぶ。もちろん人でいっぱい。途中完全に止まってしまって、おしくらまんじゅう状態で危険エリアもあるほど。７時30分には庄内川の河川敷に陣取って、今宵のメインの愛知県で最初と言われる花火大会のスタートを待つ。遠くに見えるのが、JR名古屋駅の高層ビル群でようやく真っ暗になってきました。今まで花火大会と言えば夏休みのイメージだったので、６月第１週の花火大会はちょっと寒い。というかかなり寒い。そん中、いきなり河川敷でバババンっと轟音、「西枇祭」の仕掛け花火が花火大会スタートの合図だ。

早速待ってました花火大会スタートです庄内川の河川敷は一面綺麗な草なので気持ちよく花火見物には最高だ。加えて、今宵は程よい風が吹いているので煙もあっという間に流れて花火はホント美しく見れます。

その分、寒さはかなり・・・きてます。ここの花火はかなり小さめの玉で、迫力はイマイチ・・・すぐ眼の前で打ち上げているのに（ものの100mも離れていない）花火が小さく感じる。でも、最近の花火はいろいろ凝っていて面白いですねぇ。

いろいろな種類の花火がガンガンいきます。すごい低空の連射！！！これはこれで迫力あり。そしてナイアガラ！実はすごく綺麗なんだけど、写真ではそうも煙が写ってしまって残念。いよいよクライマックスが近づいてきたかな？